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非接触で活線を検知。ブレーカーOFF確認に必須。電気工事の安全確保に。
¥1,000〜
キッチン編 第1回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この記事でわかること

🏠 物件: 自宅(木造2階建て) 💰 総工事費: 約¥380,000(本体含む) 📅 工期: 週末DIY 延べ4ヶ月

なぜキッチンを全面DIYリフォームしたか

自宅を購入したとき、キッチンは長年そのままの状態だった。ガスコンロはボロボロ、換気扇は油まみれ、床は腐食しかかっていた。業者見積もりは¥150〜200万円(システムキッチン交換込み)。高すぎる。

機械設計エンジニアとして設備の設計・組み付けは日常業務だ。「原理がわかれば DIYできる」と判断し、全面DIYで進めることにした。結果として約¥38万円・4ヶ月の週末DIYで完成した。

工事カテゴリ主な内容DIY/業者費用目安
撤去工事 コンロ・換気扇・クロス・床撤去 DIY ¥0(廃棄は自治体処分)
電気工事 IH用200V専用回路新設・アンペアアップ 電気工事士に依頼 ¥35,000
水道工事 フレキ管・排水トラップ交換 DIY ¥5,000
床工事 CF(クッションフロア)張り替え DIY ¥12,000
IHコンロ設置 Panasonic KZ-AN57S 購入・設置 DIY(コンセントあれば差し込むだけ) ¥95,000
ビルトイン食洗機設置 NP-45MD9S 購入・分岐水栓・排水・設置 DIY ¥118,000
照明・仕上げ LED照明・コーキング・小物 DIY ¥15,000
合計 約¥280,000(本体含む)
次の記事:既存スイッチの確認と配線記録 →
キッチン編 第2回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この記事でわかること

撤去前の「現状記録」が後工程を決める

解体・撤去工事を始める前に必ずやるべきことがある。現状の記録だ。「後から見てもわかる」写真と手書き図を残しておかないと、復旧時に「どこに何があったか」が全くわからなくなる。

記録 1

スイッチ・コンセントの写真(解体前)

全スイッチ・コンセントをアップで撮影。品番シールが見える角度で。スイッチの裏側配線も記録しておくと、後で電気工事士に説明するときに役立つ。

記録 2

平面図スケッチ(手書きでOK)

キッチンの平面図をフリーハンドで描き、スイッチ・コンセント・換気扇・シンク・コンロの位置を書き込む。寸法も大まかに記入。これが工事計画書の原型になる。

記録 3

分電盤の系統確認

分電盤のブレーカーラベルを撮影し、キッチンに関係するブレーカーを特定する。「キッチン」「電灯」「コンロ」など記載があれば参考にする。ラベルがない場合はブレーカーを1つずつOFFにしてどの機器が止まるか確認する。

次の記事:ガスコンロの撤去手順 →
キッチン編 第3回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この記事でわかること

⚠ ガス栓を閉めてから作業開始(絶対厳守) 🔧 必要工具: モンキーレンチ・マイナスドライバー・ガス検知器(推奨)

ガスコンロ撤去の鉄則:ガス栓を閉めてから

当たり前だが、ガス栓を閉めずにガスホースを外すのは絶対にNG。ガスは無臭(都市ガスは付臭剤が入っているが微量でも危険)なので少しでも不安なら窓を全開にして作業する。

STEP 1

ガス栓を閉める

コンロ横のガス栓(コック)をハンドルが管と垂直になる向きに回す(垂直=閉、水平=開)。確認のためコンロの火が点かないことを試す。

STEP 2

ガスホースを外す

ガスホースとガス栓の接続部(ソケット部分)を外す。バンドで固定されている場合はドライバーで緩めてからホースを引き抜く。ガスの残り香がするが、換気を続けていれば問題ない。

STEP 3

コンロ本体を持ち上げて取り出す

ビルトインコンロは天板の開口部に落とし込まれているだけ(固定ビスあり機種はビスを外す)。本体を真上に持ち上げれば外れる。重さは約10〜15kg。

STEP 4

ガス栓に安全キャップを付ける

ガス栓の先端に安全キャップ(防塵キャップ)を取り付ける。IH設置まで数週間放置することになるので、ゴミ・虫の侵入を防ぐために必須。

次の記事:ガス設備撤去①(ガス閉栓手続き) →
キッチン編 第4〜5回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この2記事でわかること

ガス閉栓——電話1本で来てくれる

都市ガスの閉栓・配管撤去はガス会社に依頼する。電話で「IHに切り替えるのでキッチンのガスを閉栓したい」と伝えれば対応してもらえる。費用は閉栓工事自体は無料〜¥3,000程度(地域・会社によって異なる)。

手続き依頼先費用所要時間
ガス栓閉止(一時的) ガス会社 無料〜¥3,000 申込から1週間程度
ガス配管撤去(完全) ガス工事店 ¥5,000〜15,000 別途日程調整
ガス契約解約 ガス会社 無料 電話・Web
💡 配管撤去はしなくてもよい
壁内のガス配管を撤去しなくても、栓を閉じて安全キャップをすれば問題ない。撤去するには壁を壊す場合があり、費用もかかる。今回は閉栓のみで配管はそのまま残置した。
次の記事:換気扇の分解・洗浄 →
キッチン編 第6〜8回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この3記事でわかること

⏱ 洗浄時間: 約2時間(浸け置き含む) 🧴 使用洗剤: 重曹水(強力油汚れ)+セスキ炭酸ソーダ(仕上げ)

築約40年のシロッコファン——油の堆積が凄まじかった

築約40年の換気扇を分解したら、1cmを超える油の堆積があった。機械設計的に言えば、これはファン本体が「油のシェル」で別の形状になっているレベル。洗浄しなければ火災リスクがある。

STEP 1

換気扇の電源を切ってブレーカーをOFF

分電盤のキッチン系統ブレーカーをOFFにする。スイッチを切るだけでは不十分。分解中に誰かが誤ってスイッチを入れることを防ぐため、ブレーカーにテープを貼って「作業中」と書いておく。

STEP 2

カバー→フィルター→ファン本体の順に分解

シロッコファンは①外カバー(ビス外し)→②フィルター(引き出す)→③ファン本体(中央のナットを外す)の順に分解できる。ナットは逆ネジ(反時計回りで締まる)の場合があるので、硬い場合は逆方向を試す。

STEP 3

重曹水で浸け置き洗浄

60°C程度のお湯に重曹(大さじ2〜3)を溶かし、分解したパーツを1〜2時間浸け置き。頑固な油汚れにはアルカリ性洗剤(セスキ炭酸ソーダ水)スプレーを使いブラシでこすると効果的。

次の記事:壁クロスの撤去 →
キッチン編 第9〜10回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この2記事でわかること

クロス剥がし——水を使うか使わないか

方法手順向いている状況注意点
水使い 霧吹きで水を吹き→しばらく置く→スクレーパー 厚手クロス・古い糊 下地を濡らしすぎると石膏ボードが傷む
乾式 端から手で剥がす(表面紙だけ剥がれる) 薄手クロス・比較的新しい 裏打ち紙が残る。パテ処理が必要

今回は築約40年の古いクロスで乾式で端から剥がした。表面のビニール層は剥がれたが、裏打ち紙(薄い紙)が下地に残った。この状態でもクロスを新しく貼ることは可能だが、残り紙の浮きが仕上がりに響くことがある。パテで表面を整えてから新しいクロスを貼った。

次の記事:キッチン天井の撤去と清掃 →
キッチン編 第11〜12回 Phase 1 — 作業計画・撤去工事

この2記事でわかること

天井クロスの撤去——頭上作業の注意点

天井クロスの撤去は頭上作業になるため、足場の安定が最重要。脚立は必ず安定した場所に置き、無理な体勢でスクレーパーを使わない。剥がれた破片・石膏の粉が落下してくるのでゴーグル・マスク着用必須

照明器具の取り外し——ブレーカーOFF後に

STEP 1

ブレーカーをOFFにして検電器で確認

照明器具を取り外す前に、必ず分電盤のブレーカーをOFFにする。OFFにした後、検電器(非接触型)を器具の配線部分に当てて通電していないことを確認してから作業する。

STEP 2

器具を天井から外し配線を切り離す

器具固定ビスを外して器具を下ろす。天井から出ている電線はビニールテープで末端を巻いて絶縁し、新しい照明器具取り付けまで保護する。

廃材の処分——分別を間違えると高くなる

廃材の種類処分方法費用
クロス(ビニール壁紙) 可燃ゴミ(自治体による)または産廃 可燃ゴミなら無料〜少額
ガスコンロ本体 粗大ゴミ または 小型家電リサイクル(電気式なら) 粗大ゴミ¥500〜1,500
蛍光灯器具 小型家電リサイクル or 粗大ゴミ 粗大ゴミ¥500〜1,000
木材・合板端材 可燃ゴミ(細かく切断して)または産廃 可燃ゴミなら少額
✅ 撤去完了チェックリスト
□ ガスコンロ撤去・ガス栓閉止済み
□ 換気扇撤去(ダクト開口は養生テープで仮塞ぎ)
□ 壁・天井クロス撤去完了
□ 照明器具撤去・配線絶縁処理済み
□ 廃材の分別・処分完了
□ 作業エリアの清掃完了(粉じん除去)
次ファイル:電気・水道・床工事編(013〜023)へ →

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