今回設置したTOTO ピュアレストQR(組み合わせ便器)に後付けでウォシュレットを設置する。後付けタイプは便座のみを交換するタイプで、タンクや便器本体には手を加えない。
| 機種 | 機能 | 価格 | DIY難易度 |
|---|---|---|---|
| TOTO TCF6621(ウォシュレットS2) | 温水洗浄・温風乾燥・脱臭・暖房便座 | ¥13,000〜18,000 | ★☆☆ 簡単 |
| Panasonic DL-WH40(ビューティ・トワレ) | 温水洗浄・温風乾燥・暖房便座 | ¥15,000〜22,000 | ★☆☆ 簡単 |
| LIXIL CW-RGA2(シャワートイレ) | 温水洗浄・温風乾燥・脱臭・節電 | ¥18,000〜25,000 | ★☆☆ 簡単 |
今回はTOTO TCF6621を選定。便器と同メーカーで適合確認が容易、かつ分岐水栓(TCA315)との組み合わせが公式に確認できた。
【使用】TOTO ウォシュレットS2 TCF6621(後付け・温水洗浄便座)
Amazonで確認する →ウォシュレット設置にはタンクへの給水管から分岐してウォシュレットに給水する「分岐水栓」が必要だ。止水栓の型番によって対応する分岐水栓の品番が異なる。
止水栓本体または近くの壁面に刻印されている型番を確認。見えない場合は止水栓のメーカー(TOTO・INAX等)と形状(アングル型・ストレート型)をメモ。
TOTOの場合:製品サイトの「分岐水栓 品番検索」から止水栓型番を入力すると対応する分岐水栓品番が分かる。今回はTCA315が対応品として確認できた。
止水栓を閉める→給水ホース(止水栓〜タンク間)を外す→止水栓に分岐水栓を取り付け→分岐水栓の直進側にタンク給水ホースを接続→分岐側にウォシュレット用給水ホースを接続→止水栓を開けて水漏れ確認。
便座固定ボルト(便器後部の2箇所)を緩めて便座を取外す。プラスドライバーまたは専用工具(付属の場合あり)で緩める。
ウォシュレット付属の取り付けベース(プレート)を便器後部の固定穴に合わせてボルト固定。水平確認必須(ウォシュレット本体の噴射角度に影響)。
ウォシュレット本体をベースにスライドして固定→給水ホースを本体給水口に接続(パッキン確認)→コンセントに接続(コンセントがない場合は延長コード使用、ただしACアダプタ対応のもの。タコ足禁止)。
電源ONで操作パネル点灯確認→リモコンまたは本体ボタンで噴射テスト→水漏れ(給水ホース接続部)確認→温水・乾燥・脱臭機能確認。
今回の作業中に止水栓のパッキン劣化による微量水漏れを確認した。築約40年ではコマパッキンの劣化は想定内だ。便器交換のタイミングで止水栓ごと交換しておくと後のメンテナンスが不要になる。
| 症状 | 対応 |
|---|---|
| 完全に閉まらない(わずかに水が流れる) | コマパッキン交換(止水栓はそのまま) |
| 本体からの滲み・錆 | 止水栓ごと交換(今回のケース) |
| ハンドルが固着して回らない | CRC556浸透→止水栓交換 |
トイレの止水栓交換は、トイレ止水栓よりも上流(壁内の配管)を切断するため水道メーター元栓の閉栓が必要。建物全体の水が止まるので住人への事前告知が必要(賃貸の場合は入居者全員に影響)。
給水ホースを外す→止水栓本体を壁の配管ソケットからモンキーレンチで取外す(反時計回り)。シールテープが巻かれているため固着している場合がある。CRC556で浸透後に外す。
新しい止水栓の雄ねじにシールテープを5〜8回巻く→時計回りに手締めで入るところまで締める→モンキーレンチで1〜2回転追い締め(締め過ぎ注意、シールテープが破断する)。止水栓のハンドルが下向きになる角度で固定。
給水ホースを接続→元栓を開放→止水栓接続部の水漏れを乾いたティッシュで確認。水漏れがあればもう1/4回転追い締め。
トイレットペーパーは12ロールストック(1パック)+使用中1ロールのスペースを確保する。掃除用具(便器ブラシ・洗剤ボトル)は床置きではなくタンク上の棚に収納して床面の清掃しやすさを確保する。
| 収納品目 | 寸法(W×D×H) | 数量 | 必要スペース |
|---|---|---|---|
| トイレットペーパー(ダブル) | φ113mm×H114mm | 12ロール(2段×6個) | 幅340mm×奥行120mm×高さ250mm |
| 便器洗浄剤ボトル | 75×45×220mm | 2本 | 幅160mm×奥行50mm |
| 手洗い用ハンドソープ | 65×65×180mm | 1本(予備含め2本) | 幅140mm×奥行70mm |
結果:幅450mm×奥行180mm×2段(棚間隔250mm)で全品目が収まる設計。タンク上部の壁面にL字金物で固定する位置とした(タンク上部に置くだけより落下防止になる)。
【使用】L字棚受け金物(ステンレス製・耐荷重5kg)
Amazonで確認する →ペーパーホルダーの高さはJIS規格で床上700mmが標準とされているが、使用者の身長や便器の高さによって調整が必要だ。実際には便座に座った状態で自然に手が届く高さで位置決めするのが正解。
| 取り付け位置 | JIS標準 | 今回選定 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 高さ(床〜ホルダー中心) | 700mm | 720mm | 便座高さ420mmに合わせ少し高めが使いやすかった |
| 横位置(便器中心〜ホルダー) | 350〜400mm横 | 380mm | 腕を伸ばした自然な位置 |
下地(間柱)がない石膏ボード面への取り付けはアンカーが必須だ。ペーパーホルダーの使用荷重(約0.5kg)に対して安全率10倍以上のアンカーを選定する。
| アンカー種別 | 引き抜き強度 | 適用 |
|---|---|---|
| プラグアンカー(ボードアンカー) | 約5〜8kg | ペーパーホルダー・タオルバー(軽量品) |
| トグルボルト | 約15〜20kg | 棚受け・重量物(5kg以上) |
| 間柱直接ビス | 50kg以上 | 最も確実。下地センサーで間柱位置確認後に使用 |
| 工事カテゴリ | 主な材料・機器 | 費用 |
|---|---|---|
| 便器本体(TOTO ピュアレストQR) | 便器・タンク・便座・付属品一式 | ¥32,000 |
| ウォシュレット(TOTO TCF6621) | 本体・分岐水栓(TCA315) | ¥18,500 |
| CF床張り替え | 東リ KW CF 2m・ボンド・コーキング | ¥4,500 |
| クロス全面張り替え | 防カビ消臭クロス5m・パテ・シーラー | ¥6,500 |
| 換気扇交換(Panasonic FY-08PD9) | 本体・取り付け部材 | ¥5,200 |
| 止水栓交換 | アングル止水栓・給水ホース・シールテープ | ¥1,800 |
| 収納棚自作・小物取り付け | 棚板・棚受け・ペーパーホルダー・タオルバー | ¥6,300 |
| 廃材処分費(旧便器・タンク) | 産業廃棄物業者引き取り | ¥5,000 |
| 工具・消耗品(ガスケット・パッキン類) | 各種パッキン・マスキング・養生材 | ¥4,200 |
| 合計 | ¥84,000 | |
※ 当初見積の¥68,000から若干オーバーした。止水栓交換(¥1,800)とウォシュレット追加(当初予算外)が主な要因。それでも業者見積¥168,000〜210,000と比較すると¥84,000〜126,000の節約となった。
| フェーズ | 工事内容 | 工数 |
|---|---|---|
| Phase 1(計画・撤去) | 便器撤去・CF撤去・下地処理 | 約4時間 |
| Phase 2(内装仕上げ) | CF張り・クロス施工・換気扇交換・建具補修 | 約8時間 |
| Phase 3(設備) | 便器設置・給水接続・ウォシュレット・止水栓 | 約4時間 |
| Phase 4(仕上げ) | 収納棚・小物・コーキング・清掃 | 約2時間 |
| 合計 | 約18時間(土日2週間) | |
| # | Before(問題点) | After(解決策) | 結果 |
|---|---|---|---|
| 1 | 便器の黄ばみ・水垢(清掃で除去不可) | TOTO ピュアレストQRに全交換 | ✅ 新品に |
| 2 | CF床の浮き・変色 | 東リ KW(抗菌・防水)に全面張り替え | ✅ 新規施工 |
| 3 | 壁クロスのカビ・黄ばみ | 防カビ消臭クロスに全面張り替え | ✅ 新規施工 |
| 4 | 換気扇の能力不足・異音 | Panasonic パイプファンに交換 | ✅ 異音解消・換気量アップ |
| 5 | ウォシュレットなし | TOTO TCF6621 後付け設置 | ✅ 温水洗浄・暖房便座を追加 |
| 6 | 収納ゼロ(ペーパー床置き) | 壁固定型収納棚(2段)を自作 | ✅ 12ロール収納できるように |
| 工事 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 便器交換 | ⭐⭐⭐⭐⭐ やって大正解 | 「難しそう」という先入観があったが、実際は手順通りで問題なし。節約額が最大の工事 |
| ウォシュレット設置 | ⭐⭐⭐⭐⭐ やって大正解 | 分岐水栓さえ正しく選べば30分で完了。最も費用対効果が高かった |
| CF張り(フランジ周辺) | ⭐⭐⭐ 普通(技術が必要) | 型紙の精度が仕上がりを左右する。焦らず慎重に型紙を作ることが大事 |
| クロス(狭小空間) | ⭐⭐⭐ 普通(慣れが必要) | 通常の部屋より開口・突起が多く処理箇所が多い。ただし面積が小さいので時間はかからない |
| 止水栓交換 | ⭐⭐⭐⭐ やってよかった | 元栓閉栓が必要で少し大掛かりだが、40年物の止水栓は交換しておいて正解だった |
トイレDIYリフォームの全25記事はここで完結です。「便器交換はDIYでできる」——これが最大の発見でした。節約額¥100,000超は、休日2週間の作業時間に対して十分すぎるリターンです。
【全工程で活躍】モンキーレンチ・シールテープ・検電器のセット
Amazonで確認する →止水栓のメーカー・型番を教えていただければ、対応する分岐水栓を特定します。
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