ホーム 戸建3号リフォーム 物件調査・計画(001〜007)

📋 戸建3号 Phase 1 / 記事001〜007

格安戸建 物件調査・購入判断・改修計画 完全記録
【現況確認・床下点検・給排水調査・全工程計画】

👤 DIY父さん(機械設計エンジニア) 📅 第1期 ⏱ 延べ約14時間(調査・計画工程)
格安取得築古戸建
7記事調査〜計画
¥420,000改修費用見積
27工程全体スケジュール
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物件概要・購入判断|築年数・構造・状態確認と価格交渉の実例

戸建3号は築古木造戸建。仲介業者から「激安だが要リフォーム」で紹介を受けた物件。購入前に必ず確認すべき物件状態のチェックポイントと、DIYリフォームが成立するかどうかの判断基準を記録する。

物件概要(購入時)

項目内容
構造木造2階建て(在来軸組工法)
築年数築約40年
延床面積約80m²(1LDK+和室2室)
敷地面積約120m²(前面道路4m)
取得価格非公開(格安価格帯)
築後改修歴不明(登記簿上は一度も改修記録なし)
最寄り駅徒歩20分(賃貸需要あり)

DIYリフォーム可否の判断チェックポイント

確認項目状態DIY可否コメント
構造(傾き・歪み)傾き3mm/m以内(許容範囲)精密水準器で確認。基礎クラックなし
屋根の雨漏り天井染みあり(1箇所・軽微)△要確認屋根業者に確認→釘浮き補修のみでOK
床下の腐れ・シロアリ確認が必要要点検→kodate3-005で詳細記録
給排水配管の状態一部サビ・接続部古い△部分補修全交換不要。接続部のみ補修で対応可
電気系統分電盤が古い(単相2線式)△要工事単相3線化が必要→電気工事業者に依頼
内装(クロス・CF)全室劣化・剥がれ○DIY最もDIYに向いた工程。AP1号の経験が活きる
浴室在来タイル浴室・タイル剥がれ多数△UB交換ユニットバスへの交換を選択

価格交渉の記録(参考)

交渉ポイント根拠結果
浴室の在来タイル剥離UB交換費用(業者見積)を提示値引き交渉に成功
分電盤の単相2線式単相3線化工事費用を提示追加値引き
全室内装の劣化クロス・CF全交換費用(自己施工見積)を提示一部のみ認められる
購入判断の結論: 構造が健全(傾き許容内・基礎クラックなし)で、リフォームが「内装+水回り交換」の範囲に収まる物件は、DIYリフォームの候補として成立する。逆に「構造補強・基礎補修・大規模屋根工事」が必要な物件は、DIY難易度が急上昇するため慎重に判断する。
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現況調査チェックリスト|各室の状態を機械設計エンジニアが採点

購入後、すべての部屋を系統的に調査した記録。機械設計エンジニアとして「問題の構造化」を意識して現況確認チェックリストを作成。各項目の状態を0〜10点で数値化し、優先順位を決定するインプットとした。

室別 現況調査 採点表(10点満点)

エリア天井建具設備総合DIY優先度
LDK435464.4最高
和室A(6畳)32453.5
和室B(4.5畳)43443.8
浴室222512.4最高(UB交換)
洗面室444624.0高(洗面台交換)
トイレ334644.0高(便器交換)
廊下・玄関546475.2
採点のポイント: 点数が低いほど問題が大きく、優先度が高い。浴室(2.4点)と洗面室(設備2点)が最低評価。逆に廊下・玄関は相対的に状態が良く、内装仕上げのみで対応可能と判断した。この数値化によって「やるべき工事の優先順位」が客観的に整理できた。

具体的な問題点一覧(主要20項目)

No.箇所問題内容対応方針
1浴室タイル全面剥離・目地割れ・防水機能喪失UB(ユニットバス)に全交換
2洗面台水栓故障・排水詰まり・棚破損LIXIL Piaraに交換
3トイレ便器タンク内部品摩耗・汚損TOTO便器に交換
4LDKクロス全面黄変・油汚れ・剥がれ防カビクロスに全面張り替え
5和室A壁砂壁・大きな亀裂ありシーラー+ボード増し張り+クロス
6和室B壁砂壁・カビ跡ありシーラー+クロス施工
7全室CF全面黄変・剥がれ・踏み込み沈み全面撤去・新規CF施工
8天井(LDK)染み・黄ばみ(雨漏り跡)シーラー+白ペンキ塗装
9建具(ドア)複数のドアが建て付け不良蝶番調整・ラッチ交換
10分電盤単相2線式(30A)電気工事業者に依頼(DIY不可)
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改修計画・優先順位・費用見積|27工程の全体スケジュール

現況調査の結果を基に、全27記事分の工事計画を策定。費用見積をフェーズ別に算出し、業者見積と比較した結果をまとめる。工事順序の決定ルールと全体工期のガントチャートも公開。

工事順序の決定ルール(4原則)

原則内容適用例
① 壊すなら先に撤去・解体は最初に行う(後から出る廃材処理が楽)浴室撤去→UB組み立ての前にすべての撤去を完了
② 上から下へ天井→壁→床の順で施工(上の工事で汚れても下で隠せる)天井塗装→クロス→CF→巾木の順
③ 水回り最優先水回りが使えなければ作業継続が困難浴室・トイレを先行施工して作業環境を確保
④ 一室完結優先1部屋ずつ完成させると達成感が得られモチベーション維持浴室→トイレ→洗面室の水回り1室ずつ完成

フェーズ別 費用見積と業者比較

フェーズ内容DIY材料費業者見積節約額
Phase 1調査・計画・解体・廃材処理¥30,000¥80,000¥50,000
Phase 2水回り全交換(浴室UB・洗面・トイレ)¥180,000¥620,000¥440,000
Phase 3全室内装(クロス・CF・建具・照明)¥120,000¥420,000¥300,000
Phase 4外部・庭・入居前点検¥60,000¥180,000¥120,000
工具・消耗品共通¥30,000
合計¥420,000¥1,300,000+¥880,000+
予算設定の考え方: DIY材料費¥420,000は「業者見積の1/3」を目標に設定。実際には電気工事(単相3線化)を業者に依頼したため¥50,000追加の¥470,000が実績に近い。それでも業者見積比36%で完成。
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解体工事(不要物撤去・廃材処分)|費用を抑える廃材処理3工法

購入前からある残置物・前入居者の不用品・老朽化した設備類の撤去記録。廃材処理は費用がかかるため、3つの方法を使い分けてコストを最小化した。

廃材処理3工法の比較と使い分け

工法概要費用適用廃材手間
A: 自治体ゴミ処理場への自己搬入自分で軽トラに積んで持ち込む¥50〜¥200/10kg木材・石膏ボード・ゴミ大(自分で運搬)
B: 不用品回収業者業者に来てもらって一括処分¥20,000〜¥50,000家電・家具・雑多なもの
C: フリマ・ジモティー使えるものは売るか無料譲渡¥0(むしろ収入も)状態の良い家具・家電中(写真・交渉)

解体・撤去工程 4ステップ

  1. 残置物の仕分け(売れるもの・捨てるもの) まず全残置物をリストアップし「売れるもの(状態良)」「無料譲渡(使えるが売れない)」「廃棄(壊れ・汚れ)」に分類。ジモティーに出品すると意外なものが引き取られる。エアコン・洗濯機・冷蔵庫は家電リサイクル法の対象なので処分費用に注意。
  2. 設備類の撤去(浴室・洗面台・便器) 水道を止水してから各設備を撤去。浴室タイルの撤去は粉塵が多いため、防塵マスク(N95以上)・保護眼鏡必須。撤去した在来浴室のタイルは産廃扱いになるため、自治体処理場への搬入前に分類確認が必要。
  3. 内装撤去(巾木・クロス・CF) 巾木→クロス→CFの順で撤去。クロスは裏紙を残してビニール面のみ先に剥がし、裏紙は後でスクレーパー処理。CFは端部からスクレーパーで浮かせて引き剥がす。廃材は45Lゴミ袋にまとめて自治体処理場へ搬入(分別必須)。
  4. 廃材処理の実施(3工法の使い分け) 不用品回収業者に1回(雑多な残置物・大型不用品)→自治体処理場に軽トラ2往復(木材・石膏ボード・タイル)→フリマで家電・家具を売却(古いエアコン・棚)の組み合わせで廃材処理費を¥28,000に抑制。
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床下・小屋裏点検|シロアリ・腐れ・断熱材の状態確認手順

築古戸建で最も重要な確認工程が床下と小屋裏。ここに問題があるとDIYでは対応しきれない大規模工事になる。点検業者に頼む前に自分でできる一次確認の手順と、戸建3号の実際の状態を記録する。

床下点検 確認項目と戸建3号の結果

確認項目確認方法戸建3号の状態対処
シロアリの食害痕懐中電灯で木材表面を観察。粉(フラス)の有無食害なし(フラス確認されず)防蟻処理のみ実施
木材の腐朽スクリュードライバーで根太・大引を叩く(空洞音確認)水廻り周辺の根太1本に腐れ当該根太を部分交換(ヒノキ材)
床下換気の状態換気口の詰まり確認・カビ臭の有無換気口1箇所に落葉詰まり清掃して換気確保
断熱材の状態目視(脱落・濡れ・カビ確認)一部の断熱材が脱落グラスウール追加充填
配管の状態目視・触診(腐食・水漏れ確認)腐食なし。接続部の増し締めのみ接続部を増し締め
シロアリが発見されたら: 自分で確認してシロアリの食害痕(蟻道・フラス・木材の空洞化)が見つかった場合は、専門の防蟻業者への依頼を強く推奨。シロアリ被害は目に見える部分より広範囲に及んでいることが多く、DIYでの対応には限界がある。戸建3号では幸い食害なしだったが、防蟻処理(ホウ酸系薬剤の散布)は予防として実施した。
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給排水配管確認・電気設備・分電盤調査の全記録

水道と電気は「使えるかどうか」が工事の進捗に直結する。給排水配管の状態確認(006)と分電盤の容量・単相2線→3線化対応(007)の記録。電気については業者に依頼した部分も含めて正直に記録する。

給排水配管確認チェックリスト(006)

確認箇所確認内容戸建3号の状態対処
水道メーターから各器具まで漏水確認(メーター確認法)漏水なし経過観察
給水管(屋内)材質確認(鉛管・塩ビ管)・腐食VPL管(古い塩ビ)一部あり水回り交換時に同時更新
排水管(屋内)詰まり・勾配不良・臭気洗面室排水が遅い清掃(ドレンクリーナー)で改善
外部排水升詰まり・蓋破損・汚れ落葉で詰まり清掃実施

電気設備確認(007)

確認項目戸建3号の状態対処方針DIY可否
分電盤の種別単相2線式30A(古い仕様)単相3線式60Aに交換電工資格必要→業者依頼
各回路のブレーカー容量不足(エアコン専用回路なし)分電盤交換時に増設業者依頼
コンセント・スイッチ全室で古いタイプ全室交換(ホタルスイッチ化)第二種電気工事士資格必要
照明器具蛍光灯・古いシーリング全室LED化(シーリングライト交換)引掛シーリング接続のみ→DIY可
電気工事費の実績: 単相3線化工事(業者依頼):¥58,000(分電盤交換+引込線変更含む)。この費用は「DIY不可の工事」として最初から予算に組み込んでいたため、計画外の支出にはならなかった。電気工事は資格なしで施工すると法律違反+保険が下りないリスクがあるため、必ず有資格者に依頼する。
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戸建3号 Phase 1 物件調査・購入判断・改修計画(001〜007)
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