📋 この記事でわかること
- ✅ ウッドデッキ用2段階段(ささら桁方式)の設計・製作手順
- ✅ 蹴上・踏み面の寸法設計(床面高さ550mm対応)
- ✅ ドッグラン兼用のフェンス下部処理方法
- ✅ 全45回シリーズの総費用・工期・振り返り
階段の設計
ウッドデッキへの出入り口として、玄関側から上がれる2段階段を製作します。床面高さが約550mmなので、2段で十分です。
寸法設定
| 項目 | 寸法 | 根拠 |
|---|---|---|
| 床面高さ | 550mm | 実測値 |
| 段数 | 2段 | 1段あたり蹴上185mm |
| 蹴上(1段) | 約185mm | 550÷3段 ≒ 185mm(快適範囲150〜200mm) |
| 踏み面 | 約240mm | 足がちゃんと乗る最低寸法 |
| 有効幅 | 700mm | 1人通行に十分 |
| ささら桁材 | SPF 1×4 6F(184×38mm) | 軽量・加工しやすい |
| 踏板材 | SPF 2×4 6F(38×89mm) | 強度確保 |
💡 階段寸法の設計公式
快適な階段の寸法は「2×蹴上 + 踏み面 = 600〜650mm」が目安(建築基準法の住宅階段基準より)。今回は 2×185 + 240 = 610mm でこの範囲内に収まっています。
材料リスト(階段)
| 部材 | 規格 | 数量 | 用途 |
|---|---|---|---|
| SPF 1×4 6F | 19×89×1820mm | 4本 | ささら桁(両側2本×2段) |
| SPF 2×4 6F | 38×89×1820mm | 2本 | 踏板(700mm幅×2段) |
| コーススレッド 65mm | φ3.8×65mm | 1箱 | ささら桁と踏板の固定 |
| アングル金物 | L字型 50×50mm | 8個 | ささら桁とデッキ本体の接合 |
🛒 使用した材料・工具
製作手順
-
STEP 1
ささら桁の切り出し・加工
SPF 1×4材に、段の形(L字型の切り欠き)を罫書きして丸鋸でカット。蹴上部分185mm・踏み面部分240mmで2段分の切り欠きを入れる。左右2枚製作。
-
STEP 2
踏板の切り出し
SPF 2×4材を700mm幅にカット。1段につき2〜3本並べて幅を出す(1本では幅が狭い)。端部は面取り(R加工またはC面取り)しておくと見栄えが良い。
-
STEP 3
組み立て
ささら桁に踏板をコーススレッドで固定。インパクトドライバーで下穴を開けてから打つと割れにくい。組み立て後、ぐらつきがないか確認。
-
STEP 4
デッキ本体への取り付け
アングル金物でデッキ本体(根太または幕板)に固定。ビス2〜3本で確実に締め付ける。
-
STEP 5
下部フェンス・手摺の追加
ドッグラン兼用のため、デッキ下部に犬が脱出できないようにフェンスを張る。子供の落下防止用手摺(SPF 2×4材)も取り付けて完成。
⚠️ 屋外用途のSPFには防腐処理を
SPFは屋外では腐食しやすい材種です。階段の踏板は雨にさらされるため、キシラデコール・ウッドガードなどの浸透型防腐塗料を施工前に2回以上塗布することを強くお勧めします。
ウッドデッキ完成レポート
計画から実に4年越しで、屋根付きウッドデッキが完成しました。シリーズ45回を通じた全工程の総括です。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 完成床面積 | 約15㎡(屋根付き) |
| 総材料費 | 約187,000円 |
| 主要構造 | 単管パイプ(φ48.6mm)+木材(ACQ処理材・SPF) |
| 屋根材 | ポリカーボネート波板(ブロンズ) |
| 床材 | ACQ処理SPF 2×4材 |
| フェンス | 単管+SPF材 高さ120cm |
| 階段 | SPF 2段 有効幅700mm |
| 延べ作業時間 | 推定120〜150時間(週末作業×数年) |
| 業者見積もり比較 | 同規模の業者発注は約50〜80万円。DIYで約40万円のコスト削減 |
💡 長期間使ってみての感想
「初めての設計製作にしては上出来じゃないでしょうか」——完成から数年が経過して、構造的な問題はほぼありませんでした。フレームのグラつきは都度ブレスを追加して対処。単管パイプ採用が正解で、木製束柱だと腐食が心配でした。一番良かったのは家族の生活動線が広がったこと。洗濯物干し・子供の遊び場・ペットのドッグランとして毎日活躍しています。
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