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プロパンガス会社交渉術|給湯器を無料で交換させる方法と交渉文例

不動産・賃貸経営
💡 コスト削減

プロパンガス会社交渉術
給湯器を無料で交換させる方法

プロパンガス会社は「ガス料金を高く維持する代わりに設備を無料で提供する」ビジネスモデルで動いています。このしくみを理解して交渉すれば、大家が100万円以上かかる給湯器交換費用をゼロにできます。

STEP 01

交渉の前に知っておくべきプロパン業界のしくみ

プロパンガス(LPガス)は都市ガスと違い、会社ごとに料金が異なります。そしてこの業界には「設備貸与制度」という商慣習があります。ガス会社が給湯器・ガスコンロ・ガスファンヒーターなどを無料で貸し出す代わりに、ガス料金を高めに設定して設備費用を回収するというビジネスモデルです。

つまり、ガス会社にとって「良い物件」を獲得することは、安定した長期収益の確保を意味します。複数戸ある賃貸物件は特に魅力的なターゲットです。この背景を踏まえると、大家側に交渉余地は十分にあることがわかります。

💡 設備貸与のしくみ:給湯器1台の市場価格は15〜25万円。ガス会社はこれを無料で提供し、月々のガス料金から10〜15年かけて回収します。だから大家が「戸数が多い」「長期契約できる」と示せば、無料設備交換の交渉が成立しやすくなります。

ただし、すべてのガス会社が交渉に応じるわけではありません。大手ガス会社の子会社・関連会社は本社の方針に縛られており、担当者が交渉の裁量を持っていないケースがほとんどです。交渉しやすいのは地場の独立系プロパン会社です。

STEP 02

交渉相手となるガス会社の選び方

物件が所在する地域のプロパンガス会社を3〜5社リストアップします。会社を選ぶ際のチェックポイントは以下のとおりです。

独立系の地場ガス会社
大手の傘下・子会社でない、地域密着の独立経営ガス会社。担当者が価格決定権を持っており交渉が通りやすい。

ホームページがある
HPがある=ある程度の規模と信頼性の目安。設備交換対応・アフターサービスの実績が確認できる。

社員数が一定規模以上
個人商店規模だとアフターサービス・緊急対応が不安。最低でも5〜10名規模の会社を選ぶ。

大手の子会社・関連会社
東京ガスLPG・大阪ガスLP等の子会社は本社方針に縛られ、現場担当者に交渉裁量がない場合が多い。

注意:現在使用中のガス会社から変更できないケースがあります。都市ガス導管が物件に引き込まれている場合や、建物の共用ガス設備の構造上、特定の会社しか対応できないことがあります。事前に物件のガス引込形態を確認してください。

STEP 03

現在使用中のガス会社への交渉文例

まず現在契約中のガス会社に連絡します。「他社に切り替えを検討している」という事実を伝えることで、ガス会社側に「この顧客を失いたくない」という動機が生まれます。

📞 電話・面談での交渉トーク例
「こちらの物件のガスをお願いしているのですが、先日他のガス会社さんから連絡があって、給湯器を無料で交換するというサービスを提案されました。正直、今の給湯器もそろそろ交換時期なので、そちらのサービスの方が魅力的だなと思っているんですが…。もし御社でも同様の対応をしていただけるなら、引き続き御社にお願いしたいと思っています。いかがでしょうか?」

💡 ポイント:「他社から提案を受けた」という事実は非常に強力です。ガス会社は顧客を失うリスクを最も嫌います。具体的な他社名を出す必要はありませんが、交渉の事実は正直に伝えましょう。ウソをつく必要はありません。実際に複数社に連絡しておけば事実として言えます。

複数戸ある場合は、戸数を明示することでガス会社の関心度が上がります。「14戸全部でお願いしているのですが」と付け加えるだけで、担当者の態度が変わることがあります。

STEP 04

新規ガス会社への乗り換え交渉文例

現在使用中のガス会社が交渉に応じない、または新しい会社の方が条件が良い場合は、新規会社への切り替えを検討します。

📞 新規ガス会社への問い合わせ例
「こちらに○○市に○戸の賃貸物件を持っているのですが、現在のガス会社からプロパンガスを契約しています。給湯器がそろそろ交換時期になってきているので、もし御社で給湯器の無料交換・修理サービスが対応いただけるなら、御社への切り替えを検討したいと思っています。一度、条件を聞かせていただけますか?」

新規ガス会社にとって、複数戸の物件は「まとまった収益源」です。特に5戸以上の物件を持っている場合は、かなり積極的に交渉に応じてくれることが多いです。

💡 交渉で引き出せる内容の例:給湯器本体(15〜25万円相当)の無料提供・無料設置/故障時の無料修理・無料交換対応/初期のガス料金割引

交渉後の確認事項

  • 給湯器の所有権はどちらか(貸与か譲渡か)
  • 契約期間の縛りはあるか(途中解約時の違約金)
  • 修理・交換の対応範囲(経年劣化も含むか)
  • ガス料金の単価(相場と大きく乖離していないか)
注意:ガス料金が極端に高い条件で「設備無料」という場合、長期的にはマイナスになることがあります。入居者がガス代の高さを嫌って退去する可能性もゼロではないため、ガス料金の相場は必ず確認してください。

STEP 05

交渉を成功させる3つのコツ

🏠
戸数をまとめて交渉する
1戸より複数戸のまとめ交渉が圧倒的に有利。「うちの物件全部でお願いします」というカードを切ると、担当者が上司に稟議を通しやすくなる。

📅
給湯器が古いタイミングを活用
給湯器の寿命は10〜15年。「そろそろ交換が必要」というタイミングで交渉すると、費用対効果の説明がしやすく成功率が上がる。

🤝
競合他社との比較を活用
実際に3〜5社に連絡して条件を聞く。「他社ではこの条件を提示してもらった」という事実は最も強い交渉カードになる。

私の経験では、この交渉によって給湯器の交換費用(通常15〜20万円)をゼロにできたケースが複数あります。プロパンガス会社側も、物件を獲得できれば10〜15年にわたって収益が得られるため、設備提供は十分採算が合うのです。交渉はウィンウィンの関係で考えると、遠慮せずに話を進められます。

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