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コンセント増設・アウトレットボックス設置をDIYでやる方法|第2種電気工事士の資格・配線・圧着の実務【大家の実例】

DIY父さん、家を買う

✏️初回公開日:2016年11月3日 🔄リライト更新日:2026年5月7日

こんにちは。DIY父さんです。^ ^ 1F玄関のリフォーム・リノベーションの続編です。 続いて、靴収納ボックスの上段を外します。 使った道工具・資材関係は、インパクトです。 これは再利用するので壊さないように慎重に作業します。^ ^ 靴収納ボックス.JPG ネジを取ると靴収納ボックスが落ちてきたので、DIY父さんはかなり焦りました。(;゜0゜) 外した靴収納ボックスは、リビングに移動して工具置き場に変身しました。 現場は、かなり乱雑になってるので、こんな台があると、重宝します。(^_^)v 靴収納ボックス-工具置場.JPG 整理整頓すると、作業効率が大幅アップですね。^ ^ では、今日はこの辺で(^^)/~~~

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【追記】既存設備の再利用で廃棄ゼロ&コスト削減!DIYリフォームの賢い撤去術

リフォームの解体・撤去工程では、「壊してはいけないもの」と「処分してよいもの」を最初に仕分けしておくことが大切です。DIY父さんが靴収納ボックスの上段を「壊さないように慎重に」外したのは、後でリビングの工具置き場として再利用する計画があったからです。

このような「撤去品の再利用」は、廃材の廃棄コストを減らし、新たな購入費用も節約できる一石二鳥の発想です。リフォームDIYでは積極的に考えてみましょう。

靴収納ボックス撤去の注意点

壁付けの収納ボックスは、思っているより重量があります。固定ビスを全部外すと一気に落下してくることがあるので、片手で支えながらビスを外すか、補助者に支えてもらいながら作業するのが安全です。DIY父さんも「ネジを取ると靴収納ボックスが落ちてきた」とかなり焦ったと書いています。

重さの目安として、一般的なシューズボックスの上段は5〜15kg程度。一人でも外せますが、事前に重さを意識して体制を整えてから外しましょう。

工具置き場として再利用する発想

リフォーム工事中は、工具や材料が散乱しがちです。特に複数の部屋を同時進行で施工している場合、どこに何があるか分からなくなって時間を無駄にすることも。

棚板付きの靴収納ボックスをリビングに運んで工具置き場にすることで、以下のメリットがあります:

  • インパクトドライバー・ドライバーセットを種類別に並べられる
  • ビス・ナット・ワッシャーなど細かい部品を仕分けできる
  • 養生テープ・ビニールテープ・マスカーなどの消耗品をまとめられる
  • 床に置かずに済むので、作業エリアが広くなる

整理整頓された現場は、作業効率が上がるだけでなく、工具の紛失や踏みつけによる破損も防いでくれます。

撤去品の分類:再利用・保管・廃棄

リフォーム中に出てくる撤去品は、3つに分類するとすっきりします。

分類具体例対処
再利用カーテンレール、収納棚、照明器具別の場所で流用
保管スイッチプレート、ドア部品工事後に使用
廃棄古い壁紙、傷んだ石膏ボード自治体ルールで処分

玄関リフォームの進捗まとめ

ここまでの玄関リフォーム工程を整理すると:

  1. カギ交換(ディンプルキー×2箇所)✅
  2. スイッチ・コンセントパネル、照明の撤去 ✅
  3. 靴収納ボックス上段の撤去・再利用 ✅
  4. クロス全面張り替え(次工程)
  5. スイッチパネルをワイド式に交換(次工程)
  6. 照明を人感センサー式に変更(次工程)

解体・撤去がひと段落したので、次はいよいよクロス張り替えに向けた下地処理に移ります。

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コンセント増設・スイッチボックス内の結線は第2種電気工事士の資格が法的に必須

最初に、いちばん大事なことをはっきり書いておきます。壁の中を通っているAC100Vの電線に触れて、コンセントを増やしたり、アウトレットボックス(埋込スイッチボックス)の中で電線同士をつないだりする作業は、第2種電気工事士の資格がないと法律上できません。これは電気工事士法で定められた決まりで、無資格の人がやれば立派な違反です。罰則として3万円以下の罰金または懲役の対象にもなります。

「コンセントひとつ増やすだけでしょ」と軽く考える人がとても多いのですが、私は機械設計の現場を15年やってきた人間として、ここは本当に脅すように書きます。屋内配線の結線ミスは、漏電・感電・火災に直結します。半年後、1年後に壁の中でジワジワ発熱して、ある日いきなり燃える。これが電気工事のいちばん怖いところです。機械なら異音や振動で「おかしいぞ」と気づけますが、壁内配線は最後の瞬間まで黙っています。

勘違いされやすいのですが、資格が不要な「軽微な工事」もあります。たとえば、コンセントに差して使う延長コードや電源タップ、テーブルタップの類は工事ではないので誰でも使えます。差込口の数を増やしたいだけなら、まずは市販の電源タップで足りないか検討するのが安全です。しかし、壁に新しいコンセント口を作る、配線を分岐する、ボックス内で電線を結線する——これらは全部「電気工事」に該当し、資格者でなければ手を出してはいけません。

私自身、賃貸4物件を運営する大家として、コンセントの増設依頼は何度も受けてきました。最初の頃は業者に頼んでいて、1か所あたり1.5万〜2.5万円ほどかかっていました。配線の引き回しが長い、ブレーカーから新規回路を引くといった大がかりなものだと3万円を超えることもあります。「これ、自分でできれば部材費だけで済むのに」と何度も思い、第2種電気工事士を取得しました。

資格取得は独学で十分可能です。私の場合、テキスト・問題集・実技用の練習部材(電線・器具・工具セット)をそろえて、費用は全部で3万〜4万円程度。学科は過去問の繰り返しで2〜3か月、実技は候補問題13問を一通り手で作る練習をすれば合格できました。受験料が1万円弱、テキスト数千円、実技練習セットが1.5万〜2万円ほど、というのが内訳の目安です。大家として複数物件を持っているなら、業者依頼を2〜3回我慢すれば元が取れる計算です。賃貸DIYを本気でやるなら、私は取得を強くおすすめします。

以下、資格を持っている前提で、実務の中身を具体的に書いていきます。無資格の方は「業者に頼むとどんな作業をしてもらえるのか」「見積もりが妥当か」を判断する材料として読んでください。

アウトレットボックスの種類と使い分け(樹脂製・金属製・はさみ金具・台座)

コンセントやスイッチを壁に埋め込むには、器具を固定する「箱」が必要です。これがアウトレットボックス、いわゆる埋込スイッチボックスです。ここの選定を間違えると、後の作業がすべてやりにくくなるので、最初にしっかり押さえておきます。

大きく分けると、新築や下地が出ている状態で使う「打ち込み型(台座付き)」と、すでに石膏ボードが張られた壁にあとから付ける「はさみ金具型(あと付けボックス)」があります。賃貸DIYでコンセントを増設する場面では、ほぼ後者の「はさみ金具型」を使います。ボードに開けた穴へ差し込み、裏側からネジで金具を起こしてボードを挟み込んで固定する仕組みです。1個あたり100〜300円程度と安価です。

材質では樹脂製(合成樹脂製)と金属製があります。それぞれの違いをまとめます。

種類用途・特徴価格の目安
樹脂製はさみ金具ボックス石膏ボード壁へのあと付けに最適。VVFケーブル(樹脂被覆の屋内用ケーブル)を使う一般的な増設で標準的に使う。軽くて加工しやすい100〜300円/個
金属製アウトレットボックス金属管(電線管)工事や露出配線、機械的な保護が必要な場所で使用。接地(アース)の扱いに注意が必要200〜600円/個
打ち込み型(台座付き・新築用)柱や間柱に直接ビス留めする。下地が見えている状態でないと使えない50〜150円/個
塗代カバー・プレート枠ボックス開口を仕上げ、器具の取付枠を固定するためのもの。これを忘れると器具が付かない50〜200円/個

賃貸の石膏ボード壁に1か所増設する、という最も多いケースなら「樹脂製はさみ金具ボックス+取付枠+コンセント本体+プレート(化粧カバー)」が基本セットになります。私はホームセンターやネット通販で、よく使う規格をまとめ買いしています。1か所分の部材は、ボックス・コンセント・プレート・VVFケーブル少々を合わせても、500〜1,500円程度で収まります。業者に頼めば1.5万円以上ですから、部材費がいかに安いかが分かると思います。

失敗談をひとつ。資格を取りたての頃、はさみ金具型と打ち込み型を間違えて買ってしまい、ボードに差し込めず作業を中断したことがあります。「あと付けはハサミ(金具)」と覚えてからは間違えなくなりました。買い物の段階で壁の状態(ボードか、下地が出ているか)を必ず確認してください。

必要な工具とその金額(VVFストリッパー・圧着工具・呼線など)

電気工事は専用工具がものを言う世界です。機械設計者として工具にはうるさい私が、実際に使っている増設用の道具を金額付きで挙げます。これは第2種電気工事士の実技試験でも使う道具とほぼ同じなので、資格を取れば自然とそろっています。

工具用途価格の目安
VVFストリッパーVVFケーブルの外装(シース)と被覆を一発でむく。これが無いと作業効率が天と地ほど違う。最重要工具2,000〜4,000円
リングスリーブ用圧着工具(柄が黄色)電線同士をリングスリーブで結線するときに使う。「小・中・大」の刻印が入る専用品。家庭用の汎用圧着ペンチでは代用不可3,000〜6,000円
電工ナイフ/ケーブルカッター太いケーブルの切断、外装の処理1,000〜2,500円
呼線(通線ワイヤー)壁の中や天井裏にケーブルを通すときの「先導役」。これがないと壁内配線は事実上できない1,500〜4,000円
石膏ボード用のこ・ホールソーボードにボックス用の開口を空ける1,000〜2,500円
検電器(ペン型)作業前に通電していないことを確認する命綱。絶対に省略しない1,000〜3,000円
絶縁ドライバー・ペンチ・圧着端子各種器具のネジ留め、結線補助合計2,000〜4,000円

一式そろえると1.5万〜2.5万円ほどですが、これは一度買えば何年も使えます。私の圧着工具は購入から8年経ちますが、現役です。業者依頼1回分とほぼ同額の初期投資で、以後は部材費だけで何か所も増設できるわけです。

特に強調したいのが検電器です。「ブレーカー落としたから大丈夫」と思っても、別系統の電気が来ていることがあります。私は必ず、作業対象の電線に検電器を当てて無電圧を確認してから手を入れます。機械設計でも「動力源を確実に遮断・確認してから手を入れる」のは鉄則で、これは電気でも全く同じです。検電器をケチって命を落とすのは割に合いません。

増設の電源の取り方(既存コンセントからの送り配線・ジョイントボックス分岐)

新しいコンセントをどこから電気を引くか。ここが増設工事の設計部分で、いちばん頭を使うところです。主な方法は二つあります。

方法1:既存コンセントから送り配線(わたり)する

すでにあるコンセントの裏側には、たいてい電線を差し込める穴が空いています。ここから新しいケーブルを出して、隣や近くに増設コンセントを作る方法です。距離が短く、いちばん手軽です。賃貸DIYの増設は、9割方これで対応できます。

ただし注意点があります。元のコンセントが属している回路(ブレーカー1個分)に、増設分の電流が上乗せされます。後述しますが、回路の容量を超えると危険なので、その回路に何がつながっているかを把握してから増設します。

方法2:ジョイントボックスで分岐する

天井裏や壁内のジョイントボックス(接続箱)まで配線が来ている場合、そこから分岐させて新しい場所へ引く方法です。送り配線より引き回しの自由度が高い反面、結線箇所が増えるので、リングスリーブ圧着の精度がより重要になります。

私の経験では、洗面所や玄関など「元コンセントから少し離れた場所」に増設したいときはジョイントボックス分岐、「同じ壁面でもう1口ほしい」ときは送り配線、という使い分けが多いです。どちらにしても、増設先までケーブルをどう通すか(壁内・天井裏のルート)を先に頭の中で描いておくと、当日の作業がスムーズです。ここを行き当たりばったりでやると、壁にケーブルが通らず途方に暮れます。実際、私も初めての天井裏ルートで呼線が梁に引っかかり、2時間格闘したことがあります。

石膏ボード壁への埋込ボックス設置手順(はさみ金具・開口)

賃貸でいちばん多い、石膏ボード壁へのあと付け設置の手順を具体的に書きます。前提として、必ず先にブレーカーを落とし、検電器で無電圧を確認してから始めます。

  • 1. 位置決めと下地確認:増設したい位置を決めたら、下地センサーで間柱や配線・配管の有無を確認します。柱の真上に開口するとボックスが入りません。柱を避けた、ケーブルを通せる位置を選びます。
  • 2. 開口の墨付け:ボックスの外形に合わせて、鉛筆で開口線を引きます。標準的な1個用ボックスなら、おおよそ縦95mm×横50mm前後が目安ですが、必ず使うボックスの実寸に合わせます。私は段ボールで型紙を作り、当てて線を引いています。
  • 3. 開口:石膏ボード用のこやホールソーで、墨線に沿って穴を空けます。石膏の粉が大量に出るので、養生と掃除機を用意します。穴は「少し小さめ」に空けて、ボックスを当てながら微調整するのが失敗しないコツです。大きく空けすぎると、はさみ金具が効かずボックスがグラつきます。
  • 4. ケーブルを通す:開口部から呼線を入れ、電源を取る側(既存コンセントやジョイントボックス)まで通して、VVFケーブルを引き込みます。
  • 5. ボックスを差し込み固定:ボックスにケーブルを通した状態で開口へ差し込み、はさみ金具のネジを締めていきます。ネジを回すと裏側の金具が起き上がり、ボードを表裏で挟み込んで固定されます。締めすぎるとボードが割れるので、ガタつかなくなったら止めます。

失敗談です。最初の頃、開口を大きく空けすぎて、はさみ金具が効かずボックスがブカブカになったことがあります。仕方なく石膏パテで隙間を埋めて固定しましたが、見栄えが悪く、結局ボードごと補修するハメに。それ以来「開口は気持ち小さめ、削って合わせる」を徹底しています。穴は広げるのは簡単でも、狭めるのは大変です。これは機械加工の「取りしろは残す」発想と全く同じで、後から追い込めるように余裕を持たせる、という設計者の習性が役立ちました。

配線・結線とリングスリーブ圧着の実務

ボックスが付いたら、いよいよ結線です。AC100Vの結線は、第2種電気工事士の実技試験そのものの作業で、ここが工事のハイライトであり、最も事故が起きやすい工程です。

VVFケーブルは、黒(非接地側・ホット)、白(接地側・ニュートラル)の2芯、またはこれに赤やアースを加えた構成になっています。コンセント器具には差込口の極性があり、白線は接地側端子(Wやウェ、白い印のある側)へ確実に入れます。極性を逆にしても一見動いてしまいますが、安全上正しくありません。器具の裏に「W」表示があるので、それに従います。

電線同士をつなぐ箇所では、リングスリーブ(スリーブ)に複数の電線を通し、専用の圧着工具でかしめます。ここでの鉄則は二つです。

  • スリーブのサイズと刻印を正しく選ぶ:つなぐ電線の本数と太さでスリーブの大きさ(小・中・大)と、圧着工具で刻む刻印が決まっています。1.6mmの電線2本なら「小スリーブ・○(極小)刻印」など、規定の組み合わせがあります。ここを適当にやると、接触不良や発熱の原因になります。
  • 確実にかしめる:圧着が甘いと、その箇所が抵抗になって発熱します。工具の刻印がしっかり残るまで握り込みます。圧着後は、軽く引っ張って抜けないことを必ず確認します。

圧着が終わったスリーブは、絶縁キャップをかぶせるか絶縁テープを巻いて、むき出しの金属が残らないようにします。ここが露出していると、ボックス内でショートする危険があります。

結線が終わったら、コンセント本体を取付枠にセットし、枠ごとボックスにネジ留めします。最後にプレート(化粧カバー)をはめて見た目を仕上げます。すべて固定したら、ブレーカーを上げて通電し、検電器やテスター、または実際に家電を差して動作を確認します。私は念のため、通電後しばらく経ってからプレート周りを手で触り、異常な発熱がないかを確かめるようにしています。

電線の許容電流・回路容量の考え方(機械設計者目線)

ここは私のいちばん得意な分野です。機械設計では、モーターやアクチュエータを選ぶとき「定格に対してどれだけ余裕を持たせるか」を必ず計算します。電気配線も全く同じで、「その電線・回路にどれだけの電流まで流していいか」という許容値の考え方が命綱になります。

屋内配線でよく使うVVFケーブルには、芯線の太さによっておおよその許容電流があります。一般的な目安は次の通りです。

電線の太さ主な用途対応するブレーカー(目安)
1.6mm一般的なコンセント・照明回路20Aまで
2.0mm容量の大きい回路、エアコン専用など20〜30A

ここで大事なのは、ブレーカー(多くは20A)が、その回路全体を守っているという点です。1つの回路(1つのブレーカー)に、コンセントを送り配線でいくつ増やしても、その回路に同時につながる機器の合計電流が20Aを超えれば、ブレーカーが落ちます。100V回路なら20A=2000Wが上限の目安です。

増設する前に、私は必ず「その回路に何がぶら下がっているか」を確認します。たとえば、すでに電子レンジ(1300W前後)が使われている回路に、ドライヤー(1200W)用のコンセントを増設すれば、同時使用で簡単に上限を超えます。物理的にコンセントは付けられても、使い方として破綻するわけです。これはモーター2台を同じインバータ容量に押し込もうとして電流オーバーするのと、発想が完全に同じです。

消費電力の大きい機器(エアコン、IH、電子レンジ、ドライヤーなど)を増設先で使う予定があるなら、既存回路から分岐するのではなく、分電盤から専用回路を新たに引くべきです。ただしこれは分電盤側のブレーカー増設を伴う大がかりな工事になり、難易度も責任も一段上がります。賃貸では、まず大家・管理会社の許可と、無理のない範囲かどうかの見極めが先です。私は自分の物件でも、専用回路の新設だけは慎重に設計し、容量計算を紙に書き出してから着手しています。

よくある失敗と対策(実体験から)

最後に、私が15年のDIYと資格取得後の実作業で実際にやらかした失敗、あるいは現場で見てきた失敗を、対策とセットで共有します。これを知っているだけで、危険と無駄をかなり減らせます。

  • 失敗1:ブレーカーを落とさず作業して感電しかけた。資格を取る前の若い頃、軽い気持ちで通電状態のまま触り、ビリッときたことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、本当に危なかった。対策は単純で、「必ずブレーカーを落とす+検電器で確認」。例外なし、です。
  • 失敗2:開口を大きく空けすぎてボックスがグラついた。前述の通りです。対策は「開口は小さめに空け、当てながら削って合わせる」。
  • 失敗3:リングスリーブのサイズ選定ミス。電線本数に対してスリーブが大きすぎて、圧着が甘くなったことがあります。後日その箇所がわずかに発熱していて肝を冷やしました。対策は「本数・太さとスリーブサイズ・刻印の対応表を手元に置き、毎回確認する」。慣れても暗記に頼らない。
  • 失敗4:白黒の極性を逆に結線。動くには動くので気づきにくいですが、安全上は誤りです。対策は「器具のW表示に白線、を機械的に守る」。
  • 失敗5:回路容量を考えずに増設し、ブレーカーが頻繁に落ちる。入居者から「すぐブレーカーが落ちる」とクレームをもらったことがあります。原因は同一回路への負荷集中でした。対策は前章の通り、増設前に回路の負荷を必ず把握すること。
  • 失敗6:石膏の粉と養生を甘く見た。開口時の粉が床や家具に積もり、掃除に1時間取られたことがあります。対策は「ビニール養生+掃除機をノズルで近づけながら開口」。賃貸では汚れ=原状回復の手間に直結するので、ここは丁寧に。
  • 失敗7:資格を持たない知人に頼まれて断れなかった。これは技術ではなく姿勢の話です。無資格者にやらせる・代わりにやらせるのは違法であり、事故が起きれば責任問題になります。私は「資格が必要な工事だから」とはっきり断り、必要なら正規に対応する、という線を守っています。

コンセント増設は、資格と正しい知識さえあれば、部材費500〜1,500円程度で1か所こなせる、費用対効果の非常に高いDIYです。業者依頼1.5万〜2.5万円と比べれば、複数物件を持つ大家にとっては資格取得費3〜4万円が数回で回収できます。ただし、その前提は「第2種電気工事士の資格を正規に取得していること」。ここだけは、絶対に近道をしてはいけません。安全と法令を守ってこそ、賃貸DIYは長く続けられます。

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