旧ブログから全325記事を順次WordPressに移行中です。カテゴリやタグから旧記事もぜひご覧ください。

管理会社を変えた理由と業者選びの失敗談|大家15年の後悔

大家のリアル

管理会社を変えたことがある大家は多い。しかし変えるまでの判断が遅すぎて、何年も損し続けていた——というケースがほとんどだ。DIY父さんも例外ではない。最初の管理会社を変えるまでに3年かかった。その失敗談と、正しい業者選びのポイントをすべて公開する。

最初の管理会社との3年間——失敗の記録

アパート経営を始めた当初、管理会社は物件を購入した不動産会社が紹介した先を使った。「紹介だから信頼できるだろう」と思っていた。しかしこの判断が3年間の損失につながった。

問題①:対応が遅すぎる

入居者からの修繕依頼が入ると、管理会社から連絡が来るまで平均4〜5日かかっていた。「業者に確認中」「見積もり待ち」という言葉でいつも先延ばしにされた。ある冬、給湯器が壊れた際は入居者が1週間以上お湯なしで生活する羽目になり、退去につながった。

問題②:報告がない・情報が来ない

空室が2ヶ月続いても「現在募集中です」の一言で終わり。何室空いているか、内見は何件あったか、反響はどうかといった情報が一切来なかった。こちらから問い合わせない限り、状況が全くわからない。

問題③:修繕費が異常に高い

管理会社経由で頼む修繕は、すべて相場の1.5〜2倍だった。トイレの部品交換で3万円、クロスの一部張り替えで8万円。後から別業者に見積もりを取ると半額以下だった。管理会社が業者に「中抜き」をしていたのだ。

⚠️ DIY父さんの後悔

3年間の管理手数料は家賃収入の5%。しかし修繕費の中抜きを加えると実質15%以上を払っていた計算になる。「紹介だから安心」という思い込みが、年間50万円以上の損失につながっていた。

変更のきっかけ——限界を超えた出来事

転換点は築17年の1棟アパートで空室が5室に増えたときだった。管理会社に状況を確認しても「市況が悪いので仕方ない」の一点張り。しかし近隣の類似物件は満室だった。

自分で近隣を調べると、競合物件はリフォームして設備を更新していた。管理会社が一切提案してくれていなかった内容だ。「このまま任せていたら物件価値が下がる一方だ」と判断し、管理会社の変更を決意した。

管理会社の選び方——面談チェックリスト

新しい管理会社を探すにあたって、DIY父さんが作った面談チェックリストを公開する。このリストを持って3社以上を比較することをすすめる。

チェック項目 確認方法
空室時の反響数・内見数を月次報告してくれるか 「報告書のサンプルを見せて」と頼む
修繕業者は複数社から相見積もりを取るか 「修繕フローを教えて」と聞く
入居者クレームへの一次対応時間は何時間か 「緊急対応のSLAはあるか」と確認
担当者は固定か・担当変更時の引き継ぎはあるか 「担当者制度」について直接質問
管理戸数と担当者1人あたりの管理戸数 「スタッフ何人で何戸管理か」を確認
オーナーポータルや報告システムがあるか デモを見せてもらう

契約内容の確認ポイント

面談が良くても、契約書に落とし穴があるケースがある。以下の項目は必ず契約前に確認する。

管理手数料の計算方法

「家賃収入の5%」という場合、空室時は手数料がかからないのか、満室保証で管理手数料を徴収するのかを確認する。また家賃の何%かではなく月額固定費の場合もある。どちらが自分に有利かを計算する。

修繕の決裁権限

「〇万円以下の修繕は管理会社が独断で発注できる」という条項がある場合、その上限金額を確認する。低い会社(3万円以下)と高い会社(20万円以下)で差がある。上限が高すぎると知らない間に大きな修繕費が動く。

解約条件

管理委託契約の解約通知期間は会社によって1〜6ヶ月と差がある。また「入居者の引き継ぎができない」といった条件がついている場合も要注意だ。

変更後3年間の変化(数字で見る効果)

管理会社を変えた後、DIY父さんの所有アパートでどう変わったかを公開する。

指標 変更前 変更後(1年目) 変更後(3年目)
空室率 約25% 15% 8%
年間修繕費(1棟あたり) 約85万円 約60万円 約52万円
オーナーへの報告頻度 問い合わせ時のみ 月1回定期報告 月1回+随時
クレーム一次対応時間 平均4〜5日 平均8時間以内 平均4時間以内

空室率が改善したことで家賃収入が年間で約120万円増えた。修繕費の削減と合わせると、管理会社変更だけで年間約150万円以上の差が出た計算になる。

📋 管理会社比較でさらに絞り込む

複数の管理会社を一括で比較したい場合はAmazonで「賃貸管理 大家」関連書籍を参考にする方法もある。管理会社選びの判断軸を体系的に学べる。

一括査定サービスで管理会社を比較する

まとめ

管理会社選びで失敗しないための要点はシンプルだ。

  1. 対応速度・報告頻度・修繕フローを面談で必ず確認する
  2. 紹介だからという理由だけで選ばず、必ず複数社を比較する
  3. 契約書の修繕決裁上限・解約条件を確認してから契約する
  4. 変更をためらわない——決断が遅れるほど損失が積み上がる

管理会社は変えられる。変えることで収益が大きく改善することもある。「今の管理会社でいいや」と思い込む前に、一度他社の話を聞いてみることをすすめる。

📚 大家のリアル シリーズ

【実例】原状回復DIYを全部自分でやった実例公開

【保険】大家15年が選んだ火災保険の考え方

【見積】リフォーム業者の見積書を機械設計者が読み解く

【空室】大家15年の客付け7ステップ

【修繕】屋根修繕費を半分に抑える業者交渉術

【税金】賃貸物件の確定申告|大家が使う節税ポイント15選

【収支】中古アパート投資 初年度収支公開

【DIY】DIYリノベで原状回復コストを80%削減した実例

【管理】管理会社を変えた理由と業者選びの失敗談

【ローン】アパートローン借り換えで年20万削減

【トラブル】入居者トラブル対処法5選

【内覧】中古アパート内覧チェックリスト20項目

プライバシーポリシーお問い合わせ
タイトルとURLをコピーしました