✏️ 初回公開:2019年頃(Seesaaブログ) 🔄 2026年5月27日 加筆・再構成
フレーム設計が「踏んだときの感触」を決める
ウッドデッキに乗ったとき、床がしっかり固くてたわみを感じないか、
それともぶよぶよして不安を感じるか——この違いを決めるのがフレーム設計だ。
床材がいくら良くても、下の根太・大引きが細すぎれば不快なたわみが生じる。
DIY父さんは機械設計のエンジニアとして「たわみ計算」を仕事でやっているが、
ウッドデッキの設計でも同じ考え方を使った。計算が難しい人でも
「スパン長を短くすれば撓みは減る」という原則さえ頭に入れておけば大丈夫だ。(^^)
1. フレームの構成要素を理解する
ウッドデッキのフレームは上から順にこの構成:
- 床材(最上面。人が歩く面)
- 根太(ねだ):床材を支える横材。床材と直交する向きに配置
- 大引き(おおびき):根太を支える太い横材。束柱の上に乗る
- 束柱(つかばしら):大引きを支える垂直材
- 束石:束柱を受ける基礎(地面に設置)
それぞれの役割と推奨サイズを詳しく見ていく。
2. 根太の設計
根太のサイズ:2×6材(38mm×140mm)を推奨
DIY父さんが選んだのは2×6材(38mm×140mm幅)。
一般的に使われる2×4(38mm×89mm)より高さ方向が大きく、たわみに強い。
スパン(大引きとの接点間隔)が1,000〜1,200mmなら2×6で十分な剛性が得られる。
根太の間隔:303mm(1フィート)ピッチ
床材に2×6 SPF材を横貼りする場合、根太間隔は303mm以内が推奨。
これより広くすると床材が中間でたわんで踏み心地が悪くなる。
ホームセンターで販売されているほとんどの木材は6フィート(1820mm)や
12フィート(3640mm)なので、303mmピッチで計算すると計算しやすい。
デッキ幅 ÷ 根太ピッチ + 1 = 根太本数
例:デッキ幅2,000mm ÷ 303mm + 1 ≈ 8本(両端含む)
3. 大引きの設計
大引きのサイズ:90mm×90mm角材(ヒノキまたはACQ処理材)
大引きは根太より太い材を使う。DIY父さんは90角(90mm×90mm)のACQ防腐処理材を採用した。
理由は地面に近い位置に設置するため腐りやすく、防腐処理済みの材料が必須だったから。
大引きの間隔:910mm(3フィート)ピッチ
2×6根太のスパンを910mm以内に抑えるために、大引き間隔は910mmにした。
これで根太のたわみを許容範囲内に収めることができる。
| 部材 | サイズ | 間隔 | 材質 |
|---|---|---|---|
| 床材 | 2×6(38×140mm) | – | SPF材 |
| 根太 | 2×6(38×140mm) | 303mmピッチ | SPF材 |
| 大引き | 90mm角 | 910mmピッチ | ACQ処理材 |
| 束柱 | 90mm角 | 大引きと同位置 | ACQ処理材 |
4. 木材の接合方法
DIY父さんがウッドデッキの接合で選んだのは:
- 大引き ↔ 根太:金物(根太受け金具)+コーススレッド
- 根太 ↔ 床材:ステンレスコーススレッド(耐腐食のためステンレス必須)
- 束柱 ↔ 大引き:羽子板ボルト(束石付属の金具)
鉄製のビスは数年で錆びて頭が腐食し、引き抜き強度が著しく下がる。
ウッドデッキのような屋外構造物には必ずステンレス製のビスを使うこと。
コストは多少上がるが、10年後の安心感が全然違う。( ´∀`)
🛒 フレーム工事に使った道具・材料
5. 水平調整のコツ
フレーム組み立て時に重要なのが大引きの水平確認。
束石が水平に設置できていても、束柱を立てたとき若干の誤差が出ることがある。
DIY父さんの対策:
- 束柱の長さは設計値より10mm長めにカット
- 大引きを乗せてレーザー水平器で全体の水平を確認
- 高い位置の束柱は鋸で微調整カット、低い位置はスペーサーを挟む
まとめ
- 根太は2×6、間隔303mmピッチが安定の設計
- 大引きは90角ACQ防腐処理材、910mmピッチ
- ビスは必ずステンレス製を使用
- 組み立て前後に水平確認を丁寧に行う
次回(NO.5)は屋根の設計について。片流れにするか、垂木の間隔、勾配の設定方法を解説する。(^^)v
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【NO.4】フレーム・根太設計の考え方(本記事)
📚 シリーズ「【NO.」(全19回)







