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DIYで洗面化粧台を交換した全工程|費用・時間・道具の実記録

修繕・リフォーム判断

「洗面台の交換は業者に頼むもの」と思っていた。しかし地元のリフォーム業者に見積もりを依頼したら、出てきた金額は12万円。洗面台本体が4万円程度であることを考えると、工賃だけで8万円以上かかる計算だ。

DIY父さんは「これはDIYできるはずだ」と思い立ち、自力で洗面化粧台の交換に挑戦した。結果として、材料費込みで約5万円、作業時間は1日で完了した。この記事では全工程をありのままに記録する。

なぜDIYしようと思ったか

きっかけは入居者からの「洗面台の下が水漏れしている」という連絡だった。現地を確認すると、排水ホースの劣化による水漏れと、洗面台本体の経年劣化が確認できた。築22年のアパートで、洗面台も同年代のものだった。

業者に電話すると「修理より交換の方が長持ちする」との回答。見積もりを取ると12万円。内訳を聞いたところ、材料費(洗面台・水栓・ホース等)が約4万円、工賃が約8万円とのことだった。

「取り付けと取り外しだけなら自分でできるのでは?」——YouTubeで検索すると、同様のDIY動画がたくさんあった。水道工事は「軽微な作業」であれば資格不要であることも確認し、DIYに踏み切った。

⚠️ 重要:水道工事と資格について

給水管の新設・移設は「水道工事士」の資格が必要。ただし既存の止水栓より下流の交換・接続は資格不要の「軽微な作業」に該当する。洗面台の単純交換はこれに当たる。不安な場合は地元の水道局に確認すること。

必要な道具リスト

事前に揃えておくべき道具と材料をまとめた。ほとんどはホームセンターかAmazonで入手できる。

道具・材料用途目安金額
モンキーレンチ(大小各1本)給水管ナット・排水トラップの取り外し2,500円
シールテープねじ部のシール処理200円
バケツ・雑巾残水の処理500円
カッターナイフ・コーキングへら既存コーキング除去600円
シリコーンコーキング設置後の防水処理800円
電動ドライバー壁への固定ネジ作業(既保有)
フレキシブルホース(給水用)止水栓〜水栓の接続1,200円

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水道止水の手順

作業前に必ず止水する。洗面台下の扉を開けると、給水管(冷水・温水)それぞれに止水栓がある。マイナスドライバーまたはコインで右に回すと止まる。

止水後、水栓のハンドルを開いて残水を出し切る。これを怠ると作業中に水が出てくる。バケツと雑巾を用意しておくと安心だ。

排水トラップにも水が溜まっているので、バケツを当てながらトラップを外すこと。この段階で500〜1000mLの水がこぼれることがある。

止水栓が固い・回らない場合

古い物件では止水栓が錆び付いて回らないケースがある。その場合は洗面台下ではなく、元栓(屋外の水道メーター近く)を閉めて対応する。マンション・アパートの場合はパイプシャフト内のバルブを閉める。

古い洗面台の撤去手順

撤去は設置の逆手順で進める。正しい順序で外すことが重要だ。

  1. 鏡キャビネットの取り外し:壁への固定ビスを探してすべて外す。重いので2人作業が理想
  2. 水栓からのホース取り外し:フレキシブルホースのナットをモンキーレンチで緩める。残水に注意
  3. 排水トラップの取り外し:排水ホースをトラップから抜き、トラップのナットを緩める
  4. 洗面ボウルの固定解除:壁面とボウル周囲のコーキングをカッターで切る
  5. 本体を壁から外す:壁固定のビスを外し、本体を手前に引き出す

撤去した洗面台は産業廃棄物として適切に処分する必要がある。ホームセンターによっては引き取りサービスがある。自治体によっては粗大ごみとして出せる場合もあるので事前確認を。

新しい洗面台の設置手順

設置は撤去の逆手順。ただしいくつか注意点がある。

壁の下地確認

洗面台は壁の下地(柱または専用下地板)にビスで固定する。下地がない場所にビス止めしても強度が出ない。下地探しツール(磁石タイプで500円程度)を使って下地位置を確認してからビスを打つ。

水平の確認

洗面台本体を仮置きして水平器で確認する。傾いていると扉の開閉に影響し、水が一方向に流れなくなる。脚の長さ調整や薄いスペーサーで水平を出す。

配管接続

フレキシブルホースを止水栓と水栓に接続する。ねじ部にシールテープを3〜5回巻いてから締め付ける。モンキーレンチで締めすぎるとパッキンが傷むので、手で締めた後に1/4〜1/2回転増し締めする程度で十分だ。

コーキング処理

洗面ボウルと壁の接合部にシリコーンコーキングを打ち、指やへらでならす。水が壁の裏に浸入するのを防ぐ重要な工程だ。コーキングが乾く前に養生テープを剥がすこと。

総費用と時間の実記録

実際にかかった費用と時間を正直に公開する。

項目金額
洗面化粧台本体(LIXIL Mライン 750mm)38,000円
フレキシブルホース・シールテープ等2,200円
シリコーンコーキング・工具消耗品1,500円
廃材処分(粗大ごみ)1,500円
合計43,200円
作業フェーズ所要時間
事前調査・部材購入2時間
旧洗面台撤去1時間30分
新洗面台設置・配管接続2時間30分
コーキング・仕上げ・確認1時間
合計7時間

業者見積の12万円に対して、実費は43,200円。差額は76,800円だ。作業時間7時間で換算すると、時給約11,000円の節約になった。

注意点・失敗談

失敗1|排水トラップのサイズ違い

新しい洗面台の排水トラップ径が既存の排水管と合わず、アダプターが必要になった。事前に排水管の径を測定しておくべきだった。ホームセンターで500円のアダプターを追加購入して対応。

失敗2|コーキングの打ちムラ

コーキングを初めて打ったため、厚みが均一にならなかった。後日少し水が壁に染みる箇所を発見し、打ち直した。コーキング前に養生テープをきちんと貼ることと、一気に打ちながら即座にならすことがコツだ。

注意点|元栓の場所を事前確認

止水栓が動かない場合に備えて、元栓の場所と操作方法を事前に確認しておくこと。アパートの場合は入居者に作業日程を伝え、断水時間を最小限にする配慮も必要だ。

まとめ

洗面化粧台の交換DIYは、道具さえ揃えれば難易度は中程度。水道工事の資格が不要な範囲であり、YouTubeやメーカーの施工動画を参照すれば初めてでも対応できる。

業者見積12万円がDIYで43,200円になった。この差額76,800円は、アパート経営において大きなインパクトだ。失敗のリスクはゼロではないが、事前の調査と準備を丁寧にすれば十分にコントロールできる。

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