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第2種電気工事士は大家DIYerの最強資格|取得コスト・勉強法・本当の価値

修繕・リフォーム判断

築古戸建にエアコン専用回路を1箇所追加してもらったら、業者見積は3万円。ところが第2種電気工事士の資格を持つ私が自分で施工すれば、材料費はわずか2,000円程度です。1物件で元が取れる、大家にとってのコスパ最強資格を15年大家の体験談で解説します。

  1. 大家にとっての電工2種の価値
    1. 業者発注なら1箇所2-3万円が当たり前
    2. 「対応の早さ」が客付けに効く
  2. 取得までのコスト・期間
    1. 受験料・教材費の内訳
    2. 勉強期間は2〜3ヶ月が現実的
  3. 勉強法(筆記+技能の2段階)
    1. 筆記試験:過去問7年分を3周
    2. 技能試験:候補問題13題を必ず1周
  4. 実務でできるようになること
    1. 大家業で頻出する電気工事
    2. 「できないこと」の範囲も知っておく
  5. 取得後、実際に減った費用
  6. 技能試験当日のリアル体験談(私が引いたNo.7)
    1. 会場に着くまでに準備したこと
    2. 引いたのは候補問題No.7(3路スイッチ+他配線)
    3. 技能試験で落ちないための3つのコツ
  7. 3年使った工具セット、本当に必要だったもの/要らなかったもの
    1. 買って大正解だった工具5選
    2. 買ったけど正直要らなかった工具3選
  8. 電工2種では「できない」工事と合法的な依頼方法
    1. 軽微な工事の境界線(経済産業省告示)
    2. エアコン本体接続の取り扱い
    3. 第1種・認定電気工事従事者・電気主任技術者との違い
  9. 合格後にやった最初のDIY電気工事:洗面台コンセント増設
    1. 作業ステップと所要時間
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 文系・電気が苦手でも合格できますか?
    2. Q2. 実技試験で落ちないコツは?
    3. Q3. 資格証はいつ届きますか?
    4. Q4. 上期と下期、どちらを受験すべき?
    5. Q5. 電工2種を持っていると就職・転職に有利ですか?
  11. 取得を後押しした、私の3つの失敗談
    1. 失敗1:無資格でコンセント増設してブレーカー落ち地獄
    2. 失敗2:照明器具交換で天井に焦げ跡
    3. 失敗3:エアコン専用回路がなく入居者退去
  12. 電工2種の勉強で副次的に得られたもの
    1. 家電トラブル時の判断スピードが上がる
    2. 太陽光発電・蓄電池の検討にも役立つ
    3. 電気工事業者との会話が対等になる
  13. 受験申込から免状交付までのスケジュール例(上期)
  14. 合格者が振り返る「最初の3ヶ月でやっておくべきこと」
    1. アクション1:所有物件の分電盤を全棟点検
    2. アクション2:練習用に廃材を集めておく
    3. アクション3:電気工事士会・電気工事士向けSNSに参加
    4. アクション4:工具メンテナンスの仕組み化
    5. アクション5:認定電気工事従事者の追加取得を検討
  15. まとめ:迷うなら今すぐ申し込もう
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    2. 🏠 外壁塗装は無料一括見積もりで比較がおすすめ
    3. 🏠 屋根の修理・塗装は専門業者に相談しよう

大家にとっての電工2種の価値

戸建賃貸を4棟運営している私が、心の底から「最初に取っておけばよかった」と思っているのが第2種電気工事士です。理由はシンプルで、大家業の修繕コストのうち、電気工事は単価が高い割に作業内容が定型だからです。

業者発注なら1箇所2-3万円が当たり前

具体的に、過去に業者に頼んでいた頃の見積額を並べてみます。

  • コンセント1口増設(壁内配線あり):2万5,000円
  • ダウンライト4灯交換:3万円
  • エアコン専用回路新設(分電盤から1.6m):3万円〜4万円
  • 玄関照明をセンサー付きに交換:1万8,000円
  • 分電盤の漏電ブレーカー交換:2万円

これを自分でやれば、材料費だけで済みます。例えばエアコン専用回路追加の材料費は、VVFケーブル(2.0-2C)10m=1,500円、専用コンセント=300円、ブレーカー1個=1,200円。合計3,000円程度です。3万円の見積が3,000円。差額は10倍。年に3-4箇所こうした工事が発生する築古大家なら、年間10万円以上のコストカットになります。

「対応の早さ」が客付けに効く

金額メリットだけではありません。入居者からの「コンセントが少ない」「照明が暗い」というクレームに即日対応できるのが大きい。業者を呼ぶと日程調整で2週間、見積もりでさらに1週間。その間に内見が止まることもあります。自分で動ける大家は、決定スピードが段違いです。

取得までのコスト・期間

気になる「資格取得の総コスト」を、実際に私が払った金額ベースで開示します。

受験料・教材費の内訳

項目金額補足
受験料(CBT or 筆記+技能)9,300円電気技術者試験センター
参考書(筆記対策)2,500〜3,000円いわゆる「すぃ〜っと合格」系
技能試験用工具セット12,000〜15,000円HOZAN等の指定工具セット
技能練習材料(候補問題13題分)10,000〜13,000円2回練習版だと2万円超
合計約 35,000〜40,000円

業者発注1.5件分で元が取れる計算です。しかも工具は一生使えるので、長期的には完全に黒字です。

勉強期間は2〜3ヶ月が現実的

私の場合、平日30分・休日2時間ペースで約2.5ヶ月かかりました。内訳は筆記対策に1ヶ月、技能対策に1.5ヶ月(候補問題13題を最低1周)。電気の知識ゼロからのスタートでこのペースなので、理系出身者ならもっと早いはずです。

勉強法(筆記+技能の2段階)

筆記試験:過去問7年分を3周

筆記は計算問題6割・暗記問題4割。計算問題は基本的な公式(オームの法則・電力計算)さえ押さえれば解けるので、過去問の反復が最短ルートです。参考書を一通り読んだら、過去問題集を3周。同じ問題が形を変えて出題されるパターンが多く、3周目には正答率8割を超えました。

暗記系は配線図記号、工具・器具の名称、絶縁抵抗値の数値あたりが頻出。スマホアプリの過去問アプリを通勤や隙間時間で回すと効率的でした。

技能試験:候補問題13題を必ず1周

技能試験は事前に13題の候補問題が公開され、本番はそのうち1題が出る仕組み。なので「13題すべて時間内に作れる」状態にしておけば合格できます。私はYouTubeのHOZAN公式チャンネルの解説動画を見ながら、休日に2-3題ずつ練習しました。

ポイントは「複線図を30秒で書ける」「リングスリーブの圧着サイズを暗記する」「ケーブルの被覆剥ぎを身体で覚える」の3点。これができれば40分の制限時間内に余裕を持って完成できます。

実務でできるようになること

合格して免状交付を受けると、以下の工事が自分で合法的にできます(一般用電気工作物の範囲)。

大家業で頻出する電気工事

  • コンセント増設・移設:壁内配線含めOK。築古は2口コンセントが少ない物件が多く、空室対策で増設すると印象UP
  • 照明器具の交換:シーリングライト、ダウンライト、ペンダント。引掛シーリングからの交換は資格不要だが、直結タイプは要資格
  • エアコン専用回路の新設:分電盤から専用回路を引く。築古戸建では夏前の必須工事
  • 分電盤・ブレーカーの交換:漏電ブレーカー、安全ブレーカーの増設・交換
  • スイッチの交換:単純な交換も、3路スイッチ化(2箇所からON/OFF)もOK
  • 換気扇・人感センサー付き器具の取付

「できないこと」の範囲も知っておく

第2種では600V以下の一般用電気工作物に限定されます。以下は不可です。

  • キュービクル等の高圧受電設備の工事(第1種電気工事士または認定電気工事従事者が必要)
  • 営業として他人の物件で請け負う(電気工事業の登録が別途必要)
  • 電柱から引き込み線の工事(一般送配電事業者の管轄)

つまり「自分の所有物件で、戸建・小規模アパートの電気工事」がメインの活動範囲。大家業にはピッタリです。

取得後、実際に減った費用

免状交付からの1年で、電気工事関連で減らせたコストをざっくり計算してみました。

  • コンセント増設4箇所:本来10万円 → 材料費5,000円
  • ダウンライト交換2件:本来6万円 → 材料費1万円
  • エアコン専用回路2件:本来6万円 → 材料費6,000円
  • 玄関センサー照明:本来1.8万円 → 材料費4,000円

合計で約23万円のコスト削減。資格取得費4万円を引いても、初年度で19万円のプラス。電工2種を「資格」ではなく「投資」として考えると、利回り500%という驚異的なリターンです。

技能試験当日のリアル体験談(私が引いたNo.7)

筆記合格後の本番、技能試験の当日に何が起きたかを赤裸々に書いておきます。これから受験する人にとっては、おそらく「経験談ベースの情報」が一番効くはずです。

会場に着くまでに準備したこと

会場は地元の工業高校。集合は9:30、試験開始は10:00。私は前夜に工具をチェックして、当日は8:00に家を出ました。持ち込み可能な工具はすべて指定工具に揃え、合格マルチツール(ストリッパ)も用意。電工ナイフは保険として持参したものの、結局使いませんでした。

当日の服装は動きやすい長袖シャツとジーンズ。机が狭く、肘が当たって作業がずれることがあるので、袖が膨らんだ服はNGです。お茶のペットボトルは机の下に置いておくと安心。

引いたのは候補問題No.7(3路スイッチ+他配線)

本番で引いたのは候補問題のNo.7。3路スイッチ2個と引掛シーリングを組み合わせる、私が一番苦手な問題でした。複線図を書く時点で15秒ほどフリーズしましたが、「13題全部練習した」という事実が支えになり、深呼吸して書き始めました。

完成は35分47秒。残り4分でリングスリーブの圧着サイズ確認、ジョイントボックス内の被覆処理確認、最終チェック。一発合格できました。後で聞くと、同じ会場で30人ほど受験して、合格は20人弱だったそうです。

技能試験で落ちないための3つのコツ

  1. 複線図を30秒以内で書ける状態にする:複線図に5分かけると、施工時間が圧迫されて雑になります。13題分の複線図をノートに30回書きました
  2. リングスリーブ圧着サイズの暗記を完璧に:1.6mm×2本=小、1.6mm×3-4本=小、2.0mm×2本=小、2.0mm混在=中、と何度も声に出して覚える
  3. 「欠陥1個でアウト」を常に意識:芯線の長さ不足、被覆の噛み込み、リングスリーブのサイズ違いはすべて重大欠陥。確認に1分使う価値あります

3年使った工具セット、本当に必要だったもの/要らなかったもの

合格してから3年、実際の大家業で工具を使い倒した結果、買って正解だったもの・正直要らなかったものを公開します。これから工具を揃える人の参考になれば。

買って大正解だった工具5選

  • VVFストリッパ(HOZAN P-958):被覆剥ぎが一発。これがあるかないかで作業時間が2倍違います
  • 圧着工具(リングスリーブ用・大中小・小々):本番でも実務でも必須。中古で十分
  • 電工ペンチ(HOZAN P-43-175):切る・つかむ・曲げるが1本で完結。実務頻度No.1
  • テスター(クランプメーター付き):絶縁抵抗測定と通電確認用。資格取得後は分電盤メンテで毎月使う
  • 絶縁ドライバセット:ブレーカー操作・カバー外しに必須。安物でも問題なし

買ったけど正直要らなかった工具3選

  • 電工ナイフ:試験対策で買ったが、ストリッパがあれば不要。実務でも一度も使っていない
  • 圧着工具(裸圧着端子用):試験には不要。実務でも自動車配線以外では使わない
  • ウォーターポンププライヤ(大):実務で使う場面が少ない。ナット締めならモンキーで十分

これから揃えるなら、HOZANのDK-28(基本工具一式)に絶縁ドライバとテスターを足すのが最低限。総額1万5,000円ほどで現場対応もカバーできます。

電工2種では「できない」工事と合法的な依頼方法

電工2種を取ると万能感が出ますが、実は大家業でよく発生する工事の中にも「資格外」の領域があります。線引きを正しく理解しておかないと、無資格工事で罰則を受けるリスクがあります。

軽微な工事の境界線(経済産業省告示)

電気事業法では「軽微な工事」として無資格者でも可能な作業が定められています。代表例:

  • 電球・LEDの交換(差し込み式・引掛シーリング式)
  • 家電のプラグ交換、コード延長
  • 電圧600V以下のチャイム・呼び鈴・小型電鈴の取付

逆に、同じ「コンセント交換」でも、配線をいじる作業は電工2種必須。プレートだけの交換は無資格OK、内部の結線交換は要資格、という細かい区分があります。

エアコン本体接続の取り扱い

意外と知られていないのが「エアコン本体の電源接続」。専用回路の新設・配線は電工2種必須ですが、エアコン本体側のプラグをコンセントに差し込むだけなら無資格でOK。ただし、エアコン据付では真空引き・ガス操作が伴うので、第二種冷媒フロン類取扱技術者の併用が望ましいです。私は新品エアコンの本体取付は冷凍空調業者に依頼し、専用回路だけ自分で引いています。

第1種・認定電気工事従事者・電気主任技術者との違い

資格扱える範囲大家に必要?
第2種電気工事士一般用電気工作物(600V以下)○ 戸建・小規模アパートはこれで充分
第1種電気工事士最大500kW未満の自家用電気工作物(高圧)△ 30戸超のRCマンション所有者なら検討
認定電気工事従事者600V以下の自家用電気工作物△ 工場・店舗オーナーなら
第三種電気主任技術者電気設備の保安監督× 大家業ではほぼ不要

個人大家のほとんどは「電工2種だけで一生いける」と考えてOK。私自身、4棟全戸建で電工2種以外を必要とした場面は一度もありません。

合格後にやった最初のDIY電気工事:洗面台コンセント増設

免状交付の翌週、空室になっていた築40年の戸建で洗面台横にコンセントを増設しました。入居者から「ドライヤーとシェーバーを同時に使えない」と前入居者がクレームしていた箇所です。初めての実工事なので、ステップを詳しく公開します。

作業ステップと所要時間

  1. 分電盤でブレーカー切断(5分):洗面台系統の安全ブレーカーを落とし、テスターで通電が切れていることを確認
  2. 壁内配線ルートの確認(15分):既存コンセントから新設位置まで、間柱と石膏ボードの構造を確認。下地センサーで間柱位置を特定
  3. 石膏ボードに開口(10分):埋込ボックス用の穴を引廻し鋸でカット。88mm×100mmが標準サイズ
  4. VVFケーブル通線(20分):既存コンセント裏から新設位置までVVF2.0-2Cを通す。間柱の貫通箇所はゴムブッシュで保護
  5. 結線・コンセント取付(15分):既存コンセント裏でリングスリーブ圧着、新設側もコンセント本体に結線
  6. 通電試験(5分):ブレーカー復旧後、テスターで電圧100Vが来ていることを確認

所要時間は合計1時間10分、材料費2,300円。業者見積は2万5,000円だったので、時給換算1万9,000円。これが大家業で電工2種を持つ最大の威力です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 文系・電気が苦手でも合格できますか?

はい、合格できます。私自身が文系出身(経済学部)で、高校以来「電気」と聞いただけで蕁麻疹が出るタイプでした。計算問題は中学レベルの四則演算とオームの法則さえ押さえれば過去問の8割は解けます。むしろ難所は技能試験。手先の器用さよりも「13題分の作業を身体に覚えさせる反復練習」がモノを言うので、時間さえ確保できれば文系でも全く問題ありません。

Q2. 実技試験で落ちないコツは?

3つあります。(1) 複線図を30秒で書ける状態にする (2) リングスリーブ圧着サイズを完璧に暗記 (3) 試験前日に「13題全部の作業時間」をストップウォッチで測る。特に(3)が効きます。本番で焦らないためには、平常時の作業時間を把握しておくことが必須です。

Q3. 資格証はいつ届きますか?

合格通知から免状交付までは約1ヶ月。免状申請は都道府県知事宛で、申請料5,300円+住民票+証明写真が必要です。郵送申請可能なので、合格発表後すぐに申請するのがおすすめ。

Q4. 上期と下期、どちらを受験すべき?

圧倒的に上期(5月申込→7月筆記→7月技能)がおすすめ。理由は気候。下期は12月技能試験で、屋外練習・手のかじかみで作業効率が落ちます。上期なら梅雨の合間に集中して練習できます。

Q5. 電工2種を持っていると就職・転職に有利ですか?

建設業・ビルメンテナンス・電気工事業界では強力です。特に40代以降の未経験転職では「電工2種+ボイラー技士+危険物乙4」の3点セットが定番。大家業以外でも、副業や老後の保険として持っていて損はありません。

取得を後押しした、私の3つの失敗談

「電工2種を取ろう」と決意するまでに5年かかった私が、その間にやらかした失敗談を3つ告白します。同じ轍を踏まないでください。

失敗1:無資格でコンセント増設してブレーカー落ち地獄

大家1年目、ネットの「素人でもできるコンセント増設DIY」記事を真に受けて、自分の所有戸建で工事をやってしまいました。結果、結線ミスでブレーカーがしょっちゅう落ち、入居者からクレームの嵐。電気工事業者を呼んで全てやり直し、修繕費5万円。無資格工事は電気事業法違反で罰金30万円以下のリスクもあるので、絶対にNGです。

失敗2:照明器具交換で天井に焦げ跡

引掛シーリングではなく直結タイプの照明器具を、無理やり工具で外そうとして天井クロスを焦がしてしまった事件。原因は電源を切る前に作業を開始したから。電工2種の勉強で「ブレーカーOFF→検電器で通電確認→作業開始」の手順を叩き込まれてから、二度と同種の事故は起きていません。

失敗3:エアコン専用回路がなく入居者退去

築古戸建のリビングに専用回路がなく、入居者がエアコンを使うたびにブレーカーが落ちる物件がありました。業者見積4万円を渋っていたら、入居者が「これは住めない」と契約更新を拒否。1ヶ月分の家賃減+次の客付け期間2ヶ月の空室損で、結果的に20万円超の損失。今思えば、自分で工事できれば材料費3,000円で済んだ話です。

電工2種の勉強で副次的に得られたもの

合格してから気づいた「資格そのもの以外のメリット」も書いておきます。

家電トラブル時の判断スピードが上がる

入居者から「コンセントが焦げている」「ブレーカーが頻繁に落ちる」「ガスコンロの火花で停電する」といったクレームが来た時、電気の基礎知識があると原因を即座に切り分けられます。「これは漏電だな」「これは過電流だな」「これは器具側の故障だな」と。業者を呼ぶ前に状況整理ができるので、対応スピードが体感3倍に。

太陽光発電・蓄電池の検討にも役立つ

近年、築古戸建にも太陽光発電・V2Hシステム・蓄電池を導入する大家が増えています。電工2種の知識があると、業者見積の妥当性を判断でき、ぼったくり防止になります。私自身、1棟に太陽光4kWを導入した際、知識ゼロの大家仲間より20万円安い見積で発注できました。

電気工事業者との会話が対等になる

業者に追加工事を依頼する際、「VVF2.0で渡し配線お願いします」「3路スイッチでN相も渡してください」といった専門用語で具体的に指示できると、業者の対応がガラリと変わります。「お、この施主はわかってるな」と思われると、手抜き工事リスクも減ります。

受験申込から免状交付までのスケジュール例(上期)

「いつ申し込めば、いつ免状が届く?」という超実務的な情報を、上期試験を例に整理します。

時期イベント
3月中旬〜4月上旬受験申込(電気技術者試験センターWeb)
5月下旬受験票発送
5月下旬〜6月上旬学科試験(CBT方式)
7月下旬技能試験
8月下旬技能試験合格発表
9月以降都道府県庁に免状申請
10月〜11月免状交付(手元到着)

3月に申し込んで、晴れて電気工事ができるようになるのは10〜11月。「思い立ったらすぐ動く」が鉄則です。下期も同じスケジュールが半年ずれて存在するので、上期を逃しても焦らずに。

合格者が振り返る「最初の3ヶ月でやっておくべきこと」

免状交付後、最初の3ヶ月をどう過ごすかで、電工2種の効果が10倍違ってきます。私が「もっと早くやればよかった」と思う、合格直後アクションを5つ紹介します。

アクション1:所有物件の分電盤を全棟点検

免状が届いたら、まず自分の全物件の分電盤を開けて配線・ブレーカー容量・漏電遮断器の有無をチェック。築古物件では古い配線が劣化しているケースが多く、火災リスク発見につながります。私は4棟中2棟で配線交換の必要性を発見しました。

アクション2:練習用に廃材を集めておく

合格後も技術維持のため、月1回はVVFケーブルで結線練習をすべき。使用済みコンセント・スイッチ・端材を捨てずに練習素材にするのがコスパ最強です。

アクション3:電気工事士会・電気工事士向けSNSに参加

免状交付者限定のFacebookグループ・LINEオープンチャットがあり、最新の工法・部材・トラブル事例が共有されます。独学では得られない実務知識が手に入ります。

アクション4:工具メンテナンスの仕組み化

圧着工具・ストリッパは定期メンテナンスをしないと精度が落ちます。年1回、メーカー指定の調整・清掃を行うことで一生使えます。

アクション5:認定電気工事従事者の追加取得を検討

もし将来、自分の物件を法人化したり、商業用テナント物件を所有する予定があれば、認定電気工事従事者の追加取得(実技免除)を視野に。電工2種合格後3年実務経験で取得申請可能です。

まとめ:迷うなら今すぐ申し込もう

  • 取得コスト 約4万円、勉強期間 2-3ヶ月で完了
  • 1物件の電気工事1〜2件で元が取れる
  • 修繕の即時対応力が客付けスピードを底上げする
  • 戸建・小規模アパート大家には間違いなく最強資格

私の本音としては、大家業を始めるなら最初の1年で取得しておくのが理想。年2回の試験(上期・下期)なので、思い立った今、電気技術者試験センターの公式サイトで申込時期を確認してみてください。

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